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 足白癬(水虫)

1.症状
 「足の指の間や足の裏がかゆい」、「足の指の間がふやけて白くなったり、じゅくじゅくする」、「足の指の間や裏の皮が剥ける」、「足の裏に小さい水疱ができる」など症状が毎年夏になると生じ、秋になると自然に治るというエピソードがある場合は、足白癬の可能性が高くなります。


趾間型

小水疱型

角質増殖型


2.原因と病態
 白癬は皮膚糸状菌という真菌(カビ)によって生じる感染症です。白癬菌はケラチンという蛋白を栄養源に生きているカビで、ケラチンが多く存在する場所であればどこにでも感染します。ケラチンが多く存在する場所は皮膚の表面を覆う角層なので、白癬は皮膚の表面に病変をつくります。足に生ずるものを足白癬、いわゆる水虫です。温泉場や銭湯、あるいは足白癬患者がいる家庭の足拭きマットに白癬菌が存在しており、入浴後にそのまま素足でいれば、足が乾燥し、足に付着した白癬菌は剥がれ落ちますが、白癬菌を付着したまま、靴下・靴を履き続けると長時間白癬菌が足に付着して足白癬になってしまいます。そして足白癬になった人が、今度は家庭内の足白癬の感染源になり、家庭内の畳、床、スリッパなどに白癬菌をばらまくことになります。そうすると同居している足白癬でない人もやがて足白癬になってしまう可能性があります。


3.診断
 白癬菌は皮膚の表面に存在する角層や毛、爪に寄生するので白癬菌が寄生する部位をメスやハサミでとって、顕微鏡で観察します。この時苛性カリ(KOH)を検査材料に垂らし、カバーグラスで覆ってから顕微鏡で観察すると、角層や爪などが溶けて白癬菌が見えやすくなります。そのためこの検査法をKOH直接検鏡と言います。症状が足白癬と紛らわしい皮膚病があるため、みためだけでは診断がつかずこの直接検鏡を行い診断します。


4.治療
 皮膚の角層に感染した白癬は、抗真菌作用を有する塗り薬をきちんとつければよくなります。足白癬の場合、自覚症状がない部分も含めて指の間から足の裏全体に、最低4週間程度、毎日治療を続ける必要があります。また、家族内感染を防ぐためにスリッパやサンダルの共有を避けたり、足拭きマットを別にすることが有用です。白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば感染を防ぐことができると言われており石鹸をよく泡立てて、なでるように洗ってもらうことも予防になります。。

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